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今日はハロウィン★

更新日 2020/10/31(土)

この度、Facebookページ読者の方からメールをいただきましたので、こちらから返答させていただこうと思います。


有機農法とは何か?

有機農法とは、イコール化学肥料を使わない農法か?

有機農法とは、イコール農薬を使わない農法か?

有機農法とは、有機質肥料だけを使う農法か?


有機農法と自然栽培農法の違いは何か?

バイオダイナミック農法とはどんな農法なのか?

私はまだ正確に答えられません。


私は、正直わからないことがたくさんあります。

実際に農業をしてみて、「そう単純ではないなぁ。」というのが今の立ち位置です。


生計を伴う農業とそうでない農業では考え方も違ってきますし、考えだすと深すぎてわからなくなります。


ですので、現在農園でそれを検証しているといってもいいと思います。


ただ、ひとつ言えることは、本来の有機農法というものは素晴らしいということです。

それで、生計がたてられて家族を養い生きていけるのならとても幸せなことだということだけは知っているということです。

そして、自分の出している答を現実化していくのには、思考と手足を動かすこととの一致を妨げるものがあり実現にむけては時間がかかっているというのもみえてきました。


その妨げているものが何なのか・・・検証してみました。


私は昔、小学校で農薬が与える環境問題を勉強し、その日に家に帰って父にたずねました。「うちの野菜は無農薬なの?」と。

父は答えました。「減農薬だ。」と。

「減農薬って何?農薬は使っているの?」と再び聞き返しました。

「無農薬でなんかつくれない。」で終えたような気がします。


今思うと、父は有機農業を研究してきたので、子どもの悪気の無い言葉によって責められているようにも思ったかもしれません。

子どもは時に残酷な言葉を放つときがあるなと思います。

自分が親なら・・・面倒な子どもだと思うことでしょう。(笑)


つまり、その答えによって、私はウチの野菜は無農薬ではなく農薬をつかっているという現実を知ることになりました。

その現実は、子ども心には衝撃が大きかったのだと最近気づくことができました。

なぜなら、このことを書いているだけで涙が出るからです。


その時、子ども心に何を感じたと思いますか?


自分の家の農業は、環境を汚染させているんだという理解です。

それから、私の中には罪悪感というものが長く居座っていたようです。


想像できますか?

幼いから詳しくはわからないのですが、でもその時から私の片隅にいるのは自分が悪いことをしているような気持ちです。それはまた、農薬を使ている親を責めの対象にしてきているということでもあるということなんだろうと思います。


マグノリア・アグリ・キャンパスで、竹下さんの講座で話していたことで長年の私の心につかえたものが外されました。やっと父を責める自分を赦せたと気づいた瞬間がありました。それが、あの投稿(化学肥料を使っていますという内容)を書かせています。


(他人には理解できないことが誰しもあると思います。ましてや、自分でも理解できていないことが原因となって親を責めているので他人が理解できるはずもないのだろう…と。だからこれは理解してもらわなくてもいいのですが、まずは、自分自身で認識できたことがよかったという思いでおります。マグノリア・アグリ・キャンパスのおかげです。「収穫」か「愛の栄養学」にありますので良かったら手に取って読んでみてください)


私は震災と原発事故後、正義を振りかざして電力会社と原発に対し声高に批判をしていました。でも、それは農薬使用で両親を責めていた頃の私と同じ子どもを生み出すことと同じだと気づいたのでやめました。


正義を振りかざすことで、私が対象としている人ではない人まで傷つけることもあるということを、私は震災と原発事故で学びました。


見えない霊的な視点で考えれば

薬やワクチンの問題も同じだと思います。

そして、農薬の問題も同じでした。


農薬を使っている人が批判されているように思うなら、つくっている会社に勤めている人の家族はどうなんだろう…。そこまで考えて批判しているかどうかということは大切なことだと思っています。


批判されているのが自分ではなくても、親であると思うだけで子どもは心を痛めます。

その子どもが、罪悪感から何をしだすか・・・

それによってつくりあげられていくのが社会とするならば、このループを断ち切るには赦しからの行為にしか無いと私は考えています。


その問題に対する具体的な行為は、正義とか悪とかという差別を超えたどちらも幸福になる新しい第三の道を生み出していくことでしか本当の解決はないのだろうと思っています。


日本の農村が農家人口が減っても、高齢化と若手不足がおきてもやっていける理由は、農機具の進化や化学肥料の存在によるところも大きいと実感しています。絶対的に農家人口が少ないと思いますが、実感がある人はどれくらいいらっしゃいますかね。


実際に農業をしてみると、日本の大地にある栄養を考えると、無い成分も有るという現実をみることも必要だと知りました。また、化学肥料を使わないことがイコール健康にいいとは限らないということもまた事実にはあります。


むしろ、化学肥料を使わない有機農法で植物が栄養を正しく吸収できないことで身体に害のある物質を生み出しているという現実を父から教わっているからです。


そんなことを知って行くことにより、まずは父が行きついた現在の栽培方法を素直に受け入れようと思いました。そして、化学肥料を使うことを自分に許しました。

草を燃やすこと、紙を燃やすこと、紙でも印刷のある紙を燃やすことを許しました。

栄養の「灰」が何であるかわからないので、とりあえず燃やすことをしました。

木を燃やした灰と紙を燃やした灰と草を燃やした灰の違いを学ぶために。

そして何より、私が長らくつかえていた、小学生の頃の罪悪感と向き合うために。



今だから言えることですが・・・

ある日、新潟からの帰り道、高速道路で父を助手席に乗せて運転している時、このまま死亡事故を起こそうかという衝動に駆られた時がありました。どうにも死んでリセットさせたいくらいの何かが私の内面に存在していたようです。


でも、おそらくここに書いたことがその原因の一つにあったのかなと思えてきました。


今回このようなことを書き記したのは、バイオダイナミック農法を勉強されている方から、私がFacebookページに投稿した内容が゛バイオダイナミック農法を実践している農園とうたっているには見過ごせない内容なので”と、ご指摘くださったことによります。


私はその方との出会いによって、火で燃やしたい内容の一つにあった内面の理由に出会えた気がしています。ありがとうございました。


マグノリアの灯をいつも応援してくださってありがとうございます。

新しい第三の道を創り出す時がきています。一人ひとりの内側にあるものを燃やして新しいものを創造していくということは熱(火)が必要なのだろうと思います。

どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。


橋本京子


追伸 このコロナ禍でも同じことがくりかえされないことを願っております。