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8年目の3月11日に思うこと。

更新日 2019/03/11(月)
2019年3月11日
皆様は、どんなことを思った一日だっただろうか。
それぞれの今日をお過ごしのことと思います。

私は、あの時の自分の状態から、今はどのあたりにいるのか?を確認する日になっているようにも思います。

私は今年も、8年前の今日の14:46からスタートした大混乱の中にいる自分を思い返しました。

あれから、よくここまで進んでこれたものだと、当時目に映る光景に衝撃を受けていた自分を思い出して「よく頑張ったね。」と言ってみる。
こみ上げるものがあり、一瞬少し目が涙で潤んだようになった。
とりあえず、大きな揺れに恐怖した恐い記憶はかなり落ち着いてきているようだ。
(震災直後は、常に揺れているように感じていたのを思い出す。)

8年前、膨大な量の情報が流れ込んできてからの大混乱ぶりは、私の胸中に鳴り響いたファンファーレ。
ヨーイ!スタート!で走らされてきた日々を思い返す。

あの日に、今あるこの未来が予測できたなら、同じような努力ができただろうか…?そんなことも考えることがあります。
あの時、未来が全く見えなかったからこそここまで頑張ってこれたのだろうとも思います。
戻ることもできず、前に進むしかない状況に足がすくむ思いでした。

過去は、振り返ると思い出すことができるけれども、未来は未知に満ちていてどんな未来がまっているのかわからない。

だから、どんな未来も描けるのだろう…
描いたような未来にしていくこともできるのだろう…
もしかしたら、どんな最悪な状況でも、心に良き未来を思いを描くことができたなら、そこに近づいていくことができるのではないだろうかと思う。
(でも、もしまたあの規模の震災に見舞われるのは勘弁してほしい。2回目は耐えられそうもない…。
知らないから挑めることがあるのだろうと思う。生まれたての赤ちゃんのように…)

私は、自分の体を壊したことが原因で得ることができた価値観をベースにつながった新しい出会いで、「今ここ」があるように思います。
もしかすると、一見悪いことのように見えることも、すべて未来へつながっている未来への種なのかもしれないなと思うようになりました。

渦中にいる時には、目の前の見えているものに囚われてしまいまちだけど、そこから心を離して、過去にどう思っていた自分がいたのか?これからどうしていきたいと思う自分がいるのか?常に自分に問いかける。
失くしたものがあるから、本当の自分がどこに向かいたかったのか?と問いかける時間を得ることがができた。
大混乱の中、答えが一つではなかったからこそ、これまでの膨大な情報から一旦離れてみることができた。
この8年、そんな貴重な時間を過ごすことができた。

犬も歩けば棒に当たる…のかな(笑)
歩みを進めれば、何かにぶち当たる。
それが、私には新しい思想をもった人たちとの出会いでした。
その方たちが、何年も前から研究を続けてくれていなければ、その智恵の杖をかりることはできなかったことだろうと思うと、
ひとりひとりが信じるものが、未来につながっているということを感じることができました。
その信じるものが何であるのか…
最近、それを尋ねると教えてくれる人たちがいる。
そんな人たちが自分の周りに増えていることが嬉しく思う。
だいぶ自分が変わったのだろうと思う。

あれ以来、テレビがうるさく感じて見れなくなった。
誰かの意見を生きるのではなく、自分の中にあるものを大切に生きたいと思った。
生きることの意味。
本当のことが知りたいと思った。
それを学ぶ機会を得ることができている。

だから、私は、あのファンファーレから走らされているこの今を意外と好きだなと思う。

3月12日の福島第一原子力発電所の水素爆発からの大混乱に、どれほど、3月11日の14:46の瞬間の前の状態に戻りたいと思ったことか…。
今は、戻りたいとは思わなくなりましたが、そう思えるようになったのは、皆様のご支援が、過去に戻ることではなく、前に進むことを推し進めてくださったからにほかなりません。

大事なものは何なのか?
心が穏やかになってきた今、物質を越えたものの中に大切なことがあり、それを地上に創造していくことが大切であるということを信じて、これからも前に進んでいきたいと思います。

震災後からの皆様の多大なるご支援に感謝申し上げます。
今日で8年。これからの長い道のりのはじまりの8年が経過したところ。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


2019.3.11 橋本京子