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つむぐマグノリア5 

更新日 2021/04/08(木)

つむぐマグノリア5

(マグノリアに捧ぐ2021より続く)

 

(5)沼から川へ

 福島県郡山市細「沼」にプロテスタントの教会があります。その教会で、20118月、癒しの歌声AIKAさんと私のお話会・チャリティーコンサートが開催されました。その主催者の一人が橋本京子さんでした。打ち上げの際「山本医院で働きたい」というオファーをもらった時、それが後に、NPO法人マグノリアの灯の専属職員という形となって実現することは、かろうじて予測できたかもしれませんが、幼い頃に天に帰っていった幼馴染が天使のように向こうの世界から応援してくれることになるとは、全く思いもよりませんでした。

 郡山市から南へ10km行くと、須賀川市・鏡石町があり、そこに阿武隈川(4が南から北へ流れ、その支流釈迦堂川は東から西へと流れています。放射能汚染で傷ついた大地に大量の雨が降り、放射性物質が運ばれ、海のポテンタイズで薬となったものを川床を介して、南に位置する旭岳源流へと運びました。再び川面から光の粒を放ち、農地を癒し、ゆったり呼吸するように流れ続けています。

 お釈迦様の御堂の名をもつ釈迦堂川は、マグノリア農園から那須連山を一望する際、私たちの視線を集め、天に届けてくれます。私たちの行為する一挙手一投足を集めて、お釈迦様の慈愛の心と共に「争いの火種・暴走・翻弄」を「勇気・決断・行動力」へと変容して、大地へと運んでくれます。その証のように、マグノリア農園脇にも、釈迦堂川のほとりにも、人の背丈まで伸びた白木蓮が、今年白い花を咲かせています。

 (6)神殿・畑・叡智

 NPO法人取得前の2年間を含め、マグノリアの灯の歩んだ10年は、神殿・畑・叡智の山を登り降りてくる図式として表現することができます(1)。虐待等で親と一緒に住めない子どもたちのために、児童養護施設を建てたいと長年思い描いていた熊田富美子さんの夢実現のサポートからスタートしました。尾竹氏は、彼女の夢の形が天に描かれているのを瞬間的に見出し、玉川村に施設を造り上げました。それはまさに神殿で、その準備段階の後、法人2年目の秋、舞台は鏡石へと移り、橋本氏の先祖伝来の田圃が畑へと変貌していきます。建築家・農業者・医療者、それぞれ専門のルートを通り、頂上で叡智輝く同じ光景を眺めました。その光景を胸に山を降り、猪苗代湖(ハート)の南東に、2番目の心臓となるマグノリア農園をつくりあげました。心臓ができるまでの48日間、鼓動を打つ49日目にちなみ、48人の畑のオーナー、その他大勢のサポーターに支えられ、未来まで拍動を続けていくでしょう。北西に位置する秋田県白神山地の純粋な広葉樹を素材に、正多面体の新時代ワクチン「フェレール(クプギプ)」は2019年に完成。身体という神々が創り上げた神殿を模し、迎体(5を創り出す叡智の形態を生み出しました。

 (7)金星輝く

 泥炭(6)を素材にしたソーラム(ムア・ラベンダー)オイルは、傷ついた人の体や心を癒し、内なる熱を光へと変えていく光のオイルです。太陽から発する熱を光にして輝く金星は、人のもつ「捧げる」行為に現れてきます。理事となって活躍してくれた三浦久実子さんは、福島の住職に嫁ぎ、今男の子を育てる母となっています。橋本京子さんは、毎日畑に通い、マグノリアの事務方一切を引き受けて大車輪の働きをしてくれました。福島に、そしてマグノリアの灯に、身も心も捧げてくれたヴィーナスです。この講座でご紹介したマグノリア・シスターズの面々もヴィーナスの輝きで、これから先もマグノリアの本質である熱を携え、光を発し続けてくれるでしょう。

 (8)未来へのドロン(贈り物)

 カルディオドロン(心臓への贈り物)、ダイジェストドロン(小腸への贈り物)等々、先人たちは、臓器の中に働く偉大なる存在たちに対し、敬意をもってこれらのレメディを開発して来ました。私はこれらのドロンを必要とされる人たちへ処方することで、自らの体験の意味や未来の人類へ贈るべきものを実感してきました。

放射能による破壊・病理から、真実の扉への鍵がもたらされ、唯物主義的社会を霊化し、時代の歯車を進める力がもたらすこと、物質的なものの中に霊的な営み、織りなすものを見出すこと、それを芸術性の中で共有できるようになることがドロンの本質なのです。

 心臓は、4つの部屋で十字を形成しています。畑・田にも囲いの中に十字架があり、マグノリア農園の十字架の中心からは、空をきれいにする光と風が生み出されてきました。そして、未来への新たなエネルギーがこの中心から生み出されようとしています。

 私は日本の地から世界に向けて、新たなドロンを、仲間たちの力を借りて生み出して行こうと思っています。ラディオドロン(放射能への贈り物)は、19歳の青年が30歳になる11年後に完成する日本発、世界初のドロンになるでしょう(詳細はマグノリア・アグリ・キャンパス「つむぐマグノリア3」と『収穫』P35図)。マグノリアの職員から、牡丹の花咲く須賀川市のフラワーセンターに、この4月から橋本京子さんは就職されました。彼女がこの10年で身につけた花や虫たちと会話する能力は、ピオニー(牡丹)ドロンとして、いずれ薬剤師の吉田秀美さんの協力の元、完成する日が来るでしょう。そして、マグノリアにご縁のあった方々の輪の中からマグノリアドロン(赦しの贈り物)がもたらされるでしょう。赦しを起点にする力が世界を変えていけるように。 

 

 

(4)宮城県仙台市亘理で太平洋に注ぐ阿武隈川。その亘理で尾竹氏はその日、津波を迎えました。

(5)ウイルスに対し、ワクチンは体内に抗体をつくりますが、抗うのではなく、ウィルスを心から歓迎する迎体は、二の腕の上空25cmの地点に形成され、未来の新たな神殿となっていきます。『クプギプ本』P48P166

(6)泥炭を多く産出する寒冷地は、不思議と原発施設と重なりあい、チェルノブイリにも福島会津地方にも見られ、人間が犯してしまう破壊行為を最小限に止める自然の配剤のように感じられる(HP:季刊誌92面/マグノリアの歩み土星編)。

 

<橋本京子/栗花落カナヲとの共通点>

・理不尽な体験から身を守るため、思考-意志を繋ぐ糸がプツンと切れたこと

・糸が繋がった後、目の力、消化(理解)する能力が飛躍的に伸びたこと

(花・蟲)柱を継ぐ「継ぐ子」として未来を紡いでいったこと